Pancake Stack › Pancake Stack マニュアル
デプロイ
サイトを静的ホスト、SFTP や FTP で接続するホスティング、マネージド WordPress ホスト、アプリプラットフォーム、新しく作るクラウドサーバに公開し、公開中のサイトを安全に編集します。
11.1デプロイペイン
デプロイペインには、各サイトの公開先が一覧表示されます。各行には、サイトとターゲット、アドレス、最後にデプロイした日時と成否、状態の点が表示されます。状態の点は、ペインを開いたときか今すぐ確認をクリックしたときだけ確認します。ほかの場所でホストしているサイトを Pancake が監視し続けることはありません。
行のボタン:デプロイ、開く、履歴と、ターゲットを登録から外すゴミ箱ボタン(サーバ上のものは何も削除されません)。サーバのターゲットにはデータベースを公開…が加わり、「詳細」をオンにするとホストの API に接続…とホストのデータベースを設定…も表示されます。
11.2ターゲットの種類
| ターゲット | 向いている用途 | プラン |
|---|---|---|
| here.now、Netlify、Vercel、Cloudflare Pages | 静的サイト(HTML、ビルド済みの Vite や Lovable のアプリ)。 | ShortStack 1 か所、TallStack 無制限 |
| サーバ(SFTP)とサーバ(FTP / FTPS) | 共用ホスティングや自分のサーバ:PHP、WordPress など何でも。 | TallStack |
| Heroku、DigitalOcean App Platform、Render | アプリプラットフォーム上の PHP と Python のアプリ。 | TallStack |
| マネージド WordPress(Kinsta、WP Engine、Pressable) | ステージングにデプロイしてから、ライブに昇格。 | TallStack |
| 新しいクラウドサーバ | Pancake がサイト用に作成して設定するサーバ。 | TallStack AWS で 3 台、FullStack すべての事業者 |
11.3ターゲットを追加してデプロイする
- + ターゲットを追加をクリックし、サイトとデプロイ先を選びます。
- 静的ホストやアプリプラットフォームでは、その API トークンを貼り付けます。取得できる場所は Pancake が開くボタン付きで案内します。デプロイ先の既存のプロジェクト、サイト、アプリを指定することもでき、指定しなければ Pancake が作成します。Cloudflare Pages は Cloudflare の接続を使います。そのトークンには Account › Cloudflare Pages › Edit が必要です。
- サーバの場合はサイトのアドレスを入力し、ホストが一覧にあればホスティングのプリセットを選び、サーバ、ポート、ユーザ、パスワードまたは鍵、サーバ上のフォルダを入力します。公開中のウェブサイトから読み込んだサイトでは、これらが自動で入力されます。
- 追加をクリックし、新しい行のデプロイをクリックします。
送られるのは前回のデプロイ以降に変更したファイルだけで、ローカルで削除したファイルはサーバからも削除されます。次のものは Mac から出ません:
.envファイル、SQL ダンプ、.git(.svn、.DS_Store、node_modules、__pycache__も)。- サーバ上の WordPress では、
wp-config.phpとキャッシュフォルダ(サーバ側が独自のものを持つため)。
静的ホストが配信するのは完成したファイルだけで、PHP やデータベースは動きません。PHP や Python のサイトに静的ホストを追加すると、Pancake が警告します。
11.4デプロイ前のチェック
TallStack デプロイのたびに、Pancake はデプロイする前にに次の内容を表示します:
- ファイル:送るファイルの数、または変更がないこと。
- PHP の構文:変更したすべての PHP ファイルを確認します。エラーがあると、このままデプロイを選ばない限りデプロイを中止します。
- ローカルのアドレス:
.localhostや127.0.0.1へのリンクがサイトに残っていると警告します。
FullStack サーバのターゲットでは、1 回限りの保護されたテストページを使ってホスト自体も確認します:PHP のバージョン、サイトに必要な PHP 拡張機能、メモリとアップロードの上限、データベース。ホストの PHP バージョンが異なる場合は、ホストに合わせるでローカルのサイトを同じバージョンに切り替え、本番で実際に動く環境でテストできます。
11.5公開中のサイトを安全に編集する
公開中のウェブサイトから取り込んだサイトは、そのサーバを記憶しています。サイトカードにはホストと 2 つの操作が表示されます:
- もう一度ダウンロード…
- ローカルのサイトをバックアップしてから、サーバの最新のファイルを取り込みます。データも更新するにはデータベースもライブのもので置き換えるにチェックを入れます。すべてのプランで使えます。
- サーバに公開 ▸ ファイル…
- TallStack いつものチェックのあと、変更を同じサーバの同じフォルダに、変更したファイルだけ公開します。サーバの
wp-config.phpはそのまま残します。 - サーバに公開 ▸ データベース…
- TallStack ライブのデータベースをローカルのものに置き換えます(下記参照)。
典型的な流れ:もう一度ダウンロードし、name.localhost で変更とテストを行い、ファイルを公開します。ファイルの公開では、ライブのデータベースには一切触れません。
11.6データベースを公開する
TallStack データベースを公開…は、サーバのデータベースを Mac にあるもので置き換えます。注意して使ってください。ダウンロード後にライブのサイトで追加されたもの(注文、コメント、登録)は置き換わります。
- 「すべて開始」してから、データベースを公開…を選びます。
- 置き換わるデータベースを確認し、ライブサイトの現在の内容が置き換わることを理解しましたにチェックを入れて、バックアップして公開をクリックします。
- Pancake はサーバのデータベース設定を読み取り、ライブのデータベースのバックアップをバックアップに保存し、ローカルのアドレスをライブのものに変えたデータベースのコピーを作って、サーバに読み込み、サイトが応答することを確認します。
ライブのデータベースのバックアップが空だった場合は、何も公開しません。ローカルのデータベースは変更されません。
11.7ホストにデータベースを作成する
TallStack 共用ホスティング上の新しいサイトでは、ホストのデータベースを設定…(詳細)で、ホスティングのコントロールパネルにデータベースとユーザの作成を依頼します:cPanel(Security ▸ Manage API Tokens で作る API トークン)、Plesk(API キー)、DirectAdmin(データベースの管理を許可したログインキー)。アカウントのそれ以外は変更しません。WordPress の場合は、サーバ用の wp-config.php がまだなければ Pancake がアップロードします。続けて今すぐデータベースを公開…をクリックします。
11.8マネージド WordPress ホスト
TallStack Kinsta、WP Engine、Pressable では、Pancake はファイルをステージング環境にデプロイし、その後ステージングをライブに昇格するようホストに依頼します。
- ホストのステージングサイト用にサーバのターゲットを追加します(マネージド WordPress のプリセットが便利です)。
- ホストの API に接続…をクリックし、ホストを選んで API の情報を入力します:Kinsta は API キーと会社 ID、WP Engine は API のユーザ名とパスワード、Pressable はクライアント ID とシークレット。
- 環境を読み込むをクリックし、どれがステージングでどれがライブかを選んで、保存します。
- いつもどおりデプロイしてステージングのサイトを確認し、ライブに昇格…をクリックします。Kinsta と WP Engine には先にライブのバックアップを依頼します。Pressable は両方のサイトをバックアップします。
キャッシュをクリアで、ステージングとライブのホストのキャッシュをクリアします。
11.9アプリプラットフォーム
- Heroku:Pancake がサイトのファイルをアップロードし(
.env、ダンプ、.gitは送りません)、Heroku がビルドします。 - DigitalOcean App Platform と Render は、サイトの GitHub または GitLab リポジトリからビルドします。リポジトリは公開されている必要があります。先にコミットしてプッシュしてください(サイトカード ▸ Git)。Render には PHP のランタイムがないため、PHP のサイトには Dockerfile が必要です。
必要な場合は Pancake が Procfile を追加します。Python のサイトには、gunicorn を含む requirements.txt が必要です。サイトにデータベースが必要なら、プラットフォームのダッシュボードで追加してください。
11.10サーバを作成する
TallStack Pancake はクラウドサーバを作成して設定し、PHP のサイトを載せることができます:TallStack では Amazon Lightsail と EC2(3 台まで)、FullStack ではさらに DigitalOcean、Hetzner、Vultr、Akamai Linode、ConoHa VPS、さくらのクラウドが使えます。
- 「すべて開始」してから、サーバを作成…をクリックします。
- サイト、事業者、リージョン(事業者によって東京、ソウル、シンガポール、米国、ヨーロッパのリージョン)を選びます。使用するサイズと、事業者の料金ページへのリンクが表示されます。
- 事業者の API トークンを入力します(AWS の場合は IAM ユーザのアクセスキーとシークレット。ルートアカウントは使わないでください。Pancake に必要な IAM ポリシーをコピーが役立ちます)。キーはキーチェーンに保存されます。
- 削除するまでこのサーバの料金が … から請求されることを理解しましたにチェックを入れ、サーバを作成をクリックします。
Pancake はサーバを作成し、Ubuntu に Apache、サイトの PHP バージョン、MariaDB、ファイアウォール、fail2ban、セキュリティアップデートの自動適用を設定します。サインインできるのは Pancake の SSH キーだけです。その後サイトとデータベースをアップロードし、デプロイのターゲットを追加するので、以後の変更はデプロイで反映できます。完了したら、ドメインの DNS をサーバのアドレスに向けてください。
作成したサーバはPancake が作成したサーバに、コンソールとサーバを削除…付きで表示されます。Pancake はこれらのサーバへのデプロイと削除はできますが、管理や監視はしません。
事業者は、使っているかどうかに関係なく、サーバを削除するまで料金を請求します。